ピロリ菌に感染している人は、みんな除菌した方がいいのですか?
日本人のピロリ菌感染者の数は約3,500万人といわれています。
日本ヘリコバクター学会のガイドラインでは、ピロリ菌に関連する疾患の治療および予防のため、ピロリ菌感染者のすべてに除菌療法を受けることが強く勧められています。
ほとんどのピロリ菌感染者は、症状もなく、健康に暮らしています。
除菌療法の対象となる人は、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎の患者さん、胃潰瘍または十二指腸潰瘍の患者さん、胃MALTリンパ腫の患者さん、特発性血小板減少性紫斑病の患者さん、早期胃がんに対する内視鏡的治療後胃の患者さんで、ピロリ菌に感染している人です。
ピロリ菌に感染している人は、みんな除菌した方がいいのですか?
ピロリ菌以外の潰瘍の原因として最も重要なのが、非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAID)です。低用量のアスピリンの服用でも潰瘍ができることがあるので注意しましょう。
お酒やタバコ、あるいは過度のストレスなどが潰瘍の原因となることがあります。
ピロリ菌に感染していない(あるいは除菌した)からといって、決して潰瘍にならない(あるいは再発しない)というわけではありません。
ピロリ菌の検査では、内視鏡を使う方法と内視鏡を使わない方法があります。
ピロリ菌の検査は、これらのうち、いずれかを用いて行われますが、1つだけでなく複数の検査を行えば、より確かに判定できます。
ピロリ菌の除菌方法とはどのようなことをするのですか?
ピロリ菌の除菌療法とは、1種類の「胃酸の分泌を抑える薬」と2種類の「抗菌薬」の合計3剤を同時に1日2回、7日間服用する治療法です。
すべての治療が終了した後、4週間以上経過してから、ピロリ菌が除菌できたかどうか、もう一度検査する必要があります。
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